「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第30章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
Start [老子 第30章]
さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
道を以て人主を佐くる者は、
兵を以て天下に強くせず。
其の事、還るを好む。
師の処る所は、
荊棘生じ、
大軍の後は、
必ず凶年有り。
善者は果たすのみ、
以て強きを取らず。
果して矜ること勿かれ、
果して伐ること勿かれ、
果して驕ること勿かれ。
果して已むを得ずとし、
果して強くすること勿かれ。
物ほ壮ならば則ち老ゆ、
之を不道と謂う。
不道は早く已む。
老子 第30章
チョッと長くて、疲れますね…
こんな意味かな…
「道」に基づいて君主を補佐する人は、
武力で天下に強さを見せようはしないよ。
武力を使うと必ず報復されちゃうからね。
軍隊が駐留して撤収した後の田畑には、
荊が茂るから、後で必ず凶作になるんだ。
勝てばそれだけで良いんだから、
その後は武力を見せ付けないことだね。
勝っても、自惚れないで、誇らないで、
高慢になっちゃいけないよ。
武力で勝利したとしても
「やむを得ずこうなったんだ」と考えて、
強がっちゃ駄目なんだ。
物事は、盛り上がっても、必ず冷めるよ。
何故なら「道」に沿ってないからだね。
「道」に沿って無いと、
速攻で滅びちゃうよ。
つまり
今回、僕はこの章で…
自惚れて
強がっていても
長続きはしない
…と言う考え方が大事だな、と感じました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。