「老子に学ぶ」シリーズ
「老子」を読みながら、そこで学んだ事や感じた事について書いてます。
今回は 第29章です。
※本記事は「老子の解説」ではありません。あくまでも僕が読んで感じた主観的な「思うこと」を書きます。身勝手で主観的で間違った解釈が含まれている事も、当然あります。
そんな部分は、是非とも温かい目で「スルー」して頂ければ、助かります。※
Start [老子 第29章]
さて、どんな事が書いてあるのでしょうか…
天下を取めんと将欲して之を為さば、
吾れ其の得ざるを見るのみ。
天下は神器なり。
為す可からずなり。
為す者は之を敗り、
執とる者は之を失う。
故に物は或いは行き或いは随い、
或いは歔し或いは吹き、
或いは強く或いは羸く、
或いは挫し或いは隳つ。
是を以て聖人は、
甚を去り、
奢を去り、
泰を去る。
老子 第29章
言葉が…もはや日本語じゃ無いみたいですね~
こんな意味かな…
誰かが天下を治めようとしても、
そんな事が実現するのを見た事ないよね。
天下っていうのは神聖なものだから、
何とかしてやろうとしても、
逆に壊しちゃうし、
何とか掌握してやろうとしても、
逆に失ってしまうよ。
世の中の人達の中には、
自分から先に進む人も居れば
後ろから付いていく人も居るし、
穏やかな人も居れば
気性の荒い人も居る。
パワフルな人も居れば、
そうでない人も居るし、
自分を大切にする人も居れば
自暴自棄な人も居る。
だから聖人は
極端な事をしないし、
贅沢な事もしないし、
作為的な事もしないで
自然に任せるんだよね。
つまり
今回、僕はこの章で…
世の中には
色々な人が居るから
自然に任せるのが
一番良い
…と言う事が大切だな、と感じました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。